セミナー名 |
<全4回 英文契約書応用講座〜英文契約ゼミナール(入門・初級編)〜> |
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概要 |
4回のシリーズとなっている本セミナーでは、国際物品売買契約、ライセンス契約、企業買収、国際人事労務契約など、国際ビジネス経験豊富な講師が丁寧に解説します。テキストとして講師著書『山本孝夫の英文契約ゼミナール』(税込5,940円)を使用し、講義とゼミナールを組み合わせた形式で実施します。通常セミナーとは違い、講義の合間に適時ご質問していただくことも可能です。(※第1回、第2回、第3回は終了しました)
【書籍情報/『山本孝夫の英文契約書のゼミナール』】 2014年5月号よりビジネスロー・ジャーナルで好評連載中の「英文契約書応用講座」を、英文契約入門者の方々にも活用できるよう約400頁の解説・条項例(和訳解説付き)を加筆した単行本。本書は新人法務部員・飛鳥凛が交渉のテクニックや英文契約条項について学ぶ過程を通じて、交渉と契約条項の「文脈」を読者に伝える体感型解説書です。「この条項はどう理解し、修正し、交渉すればいいのだろう?」という疑問に、ストーリーと豊富な解説で回答しています。 国際物品売買契約、ライセンス契約、企業買収、国際人事労務契約など、著者が国際ビジネスの現場で培ったさまざまな英文契約のノウハウを言語化した本書は、体験(ストーリー)+学習(解説)を通じた読む“ゼミナール”で読者が英文契約についての感覚を養うことを目的としています。
■第1回 5月25日(木) 14:00~17:00 (※終了しました)1. 秘密保持契約の注意義務の水準の規定(国際契約における善管注意義務/自己の物に対し払う注意義務) 2. Termination with CauseとTermination without Cause(帰責事由のない解除条項/正当事由による解除条項) 3. 自動更新の拒絶と更新権(Right to Renew)(ライセンシー・Distributorが契約更新を希望し、相手方が更新を希望しないケースの対処/ビジネスの立場が弱者である場合、商権の基盤となる契約の更新権を保有するにはどうすればよいのか?) 4. 契約書を英文契約に作り直すとき、どのようなリスクがあるか?(オーケストラ招聘契約の決済条項/海外で業務提携先と組んで現地工事・プロジェクトを遂行するための協定書) 5. 独占的販売店契約における最低購入義務の不達成とその対処規定(独占的販売契約で今期のminimum purchase条項が達成しそうにないとき/製造元からの継続的供給を確保するための考え方・対処)
■第2回 6月15日(木) 14:00~17:00 (※終了しました)6. プット・オプション(Put Option)条項(合弁会社へ参加についての2つの方法…出資と株式購入/マイノリティー株主による合弁会社からの撤退方法/マジョリティー株主側からのコール・オプション/ファースト・リフューザルライト) 7. 損害賠償額の制限 (販売店契約における損害賠償額制限条項・ライセンス契約ではどうか? 損害賠償額の制限と公序良俗違反/Death Pledge) 8. 高度の安全性を要求される用途むけに供給される場合の売主免責条項(生命維持装置・医療用途/発電所・航空・宇宙/交通/損害賠償額の上限の規定のしかた) 9. 秘密保持期間と秘密情報開示範囲(解説と例文集は、巻末附録) 10. 贈賄禁止条項(規定の仕方/米国海外腐敗行為禁止法/一般法令遵守規定/贈賄要求の実際と対処法)
■第3回 6月29日(木) 14:00~17:00(※終了しました)11. リコール条項とリコール発生を防止するための条項(販売店の判断によるリコール実施規定/現地政府指示によるリコール実施への対処/ライセンス契約におけるリコール) 12. 詐欺防止法(Statute of Frauds)で求められる書面の重要性とその書面がない場合の対処法(米国詐欺防止法(UCCの規定)/米国雇用法/実際の海外での雇用契約のサンプル条項と夫々の規定の狙い) 13. 営業部の心をつかむ国際契約研修(最優遇顧客条項/黙示保証とその制限の規定のしかたの実際) 14. 海外赴任者ハンドブック制作(ハンドブック制作の目的/現地雇用上の留意事項/米国における採用時の留意事項/海外赴任時に修得しておくべき経理・税務基礎知識) 15. 紛争解決条項(仲裁と裁判)(当事者による協議解決を契約上どう規定するか/紛争解決の言語・場所・機関/裁判で解決すべき事項・契約/裁判で合意するときのドラフティング上の留意事項)
■第4回 7月13日(木) 14:00~17:0016. 海外企業の買収契約(その1)〜海外事業の買収におけるオーナー保証債務の処理 (株式買収契約の特徴と留意事項/事業移転のための株式譲渡と対価の支払/表明保証と補償の実際) 17. 海外企業の買収契約(その2)〜オーナーがしかけるポイズンピルと対処法(公証人を使った事業移転契約/公証人の役割と起用の効用/クロージング) 18. 訴訟ハンドブックの制作(実際にエピソード中のストーリー上、新人法務部員・飛鳥凛が準備したたたき台) 19. Severability(分離可能)条項とその実際(Severability条項のねらいと現実の場面での問題/どのように規定をドラフティングするのが実用的なのか) 20. 不可抗力条項と金銭債務の履行(金銭債務は免責されるか、されないのか?では、実際には、どうすれば履行できるのか?あるいは、履行が確保できるのか?実際場面での不可抗力条項の効用とその限界/それぞれの立場・考えからみた不可抗力条項のドラフティングのあり方〜解除権・通知方法・契約額の調整等) |
開催日 |
2017年07月13日(木)
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開催時間 |
14:00~17:00 (受付開始13:30~) |
会場名 |
レクシスネクシス・ジャパン株式会社 セミナールーム(4F) |
会場所在地 |
東京都港区東麻布1-9-15 東麻布1丁目ビル4階
【アクセス】
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講師名 |
◆山本孝夫(やまもと たかお)氏
略歴:京都大学法学部卒、ミシガン大学大学院(Law School)卒(LL.M.)、三井物産(株)法務部門(1966—1999)を経て、明治大学法学部専任教授(1999—2014)国際取引法、ゼミ、法律英語を担当。 兼任講師歴:早稲田大学大学院アジア太平洋研究科(ビジネスと法)(1999-2003)、横浜国立大学大学院国際社会科学研究科(情報化社会と法制作)(1999—2003)、札幌大学大学院法学研究科(企業法研究)(1997-2011)・東北大学工学部(知的財産法入門)(1998—2013)、獨協大学法学部(国際取引法)(1993—2001)、司法研修所 (知的財産ライセンス)(1999—2000)
主要著書(単著):「山本孝夫の英文契約ゼミナール」(2016、レクシスネクシス・ジャパン、752頁)、「英文ビジネス契約書大辞典増補改定版」(2014、日本経済新聞出版社、1300頁)、「英文契約書の読み方」「英文契約書の書き方・第 2版」(日経文庫、2006、日本経済新聞社)、「著作権・知的財産ライセンス契約入門・第 2版」(2008、三省堂)。「英文契約書応用講座〜新・梁山泊としてのゼミナール」(月刊「ビジネスロージャーナル」誌に2014年5月号より連載中。2017年3月発売5月号で37回。恩師早川武夫先生にならい、長期連載を目標)、「国際取引・知的財産法の学び方〜梁山泊としてのゼミナール」(月刊「国際商事法務」誌に1994年1月号より58回連載) (共著):「ベンチャー企業の経営と支援・新版」(共著、2000、日本経済新聞社)、「ベンチャーマネジメントの変革」(共編著、1996、日本経済新聞社)等
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受講料 |
各回25,000円(税別) |
定員(名) |
20 |
参加対象 |
国際取引にこれから携わろうとする方、既に携わっている方 |
主催・協力 |
主催 レクシスネクシス・ジャパン株式会社 / ビジネスロー・ジャーナル |
問い合わせ先 |
レクシスネクシス・ジャパン株式会社 |